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Micah

ミカ

1:1 ユダの王ヨタム、アハズおよびヒゼキヤの世に、モレシテびとミカが、サマリヤとエルサレムについて示された主の言葉。

ミカはヨタム、アハズ、ヘゼキヤの時代に生きていたので、735-700 BCだと推測される。北の王国だったイスラエルがアッシリアに占領されたのが720 BCで、その後アッシリアは南の王国ユダの首都だったエルサレムをも包囲した。そんな時代にミカはサマリヤ(イスラエルの首都)とエルサレムに対して予言していた。

1:6 このゆえにわたしはサマリヤを野の石塚となし、ぶどうを植える所となし、またその石を谷に投げ落し、その基をあらわにする。7 その彫像はみな砕かれ、その獲た価はみな火で焼かれる。わたしはその偶像をことごとくこわす。これは遊女の価から集めたのだから、遊女の価に帰る。

サマリヤが裁かれたのは、偶像礼拝によるものだった。神はこの世をご自身の栄光のために創造したので、神に反して偶像を拝むことによって裁きを受けるのは当然のこと。神は義なる方なので、不信仰に無関心でいることはできない。偶像礼拝は必ず罪に繋がり、人の命を脅かす。

2:2 彼らは田畑をむさぼってこれを奪い、家をむさぼってこれを取る。彼らは人をしえたげてその家を奪い、人をしえたげてその嗣業を奪う。3 それゆえ、主はこう言われる、見よ、わたしはこのやからにむかって/災を下そうと計る。あなたがたはその首を/これから、はずすことはできない。また、まっすぐに立って歩くことはできない。これは災の時だからである。

彼らは貪欲と盗みと虐げとプライドを働かせていた。偶像礼拝と傲慢は、ともに貪欲と盗みと虐げを促す。貪欲の心はサマリヤだけでなく、エルサレムにも広がっていた。

3:9 ヤコブの家のかしらたち、イスラエルの家のつかさたちよ、すなわち公義を憎み、すべての正しい事を曲げる者よ、これを聞け。10 あなたがたは血をもってシオンを建て、不義をもってエルサレムを建てた。11 そのかしらたちは、まいないをとってさばき、その祭司たちは価をとって教え、その預言者たちは金をとって占う。しかもなお彼らは主に寄り頼んで、「主はわれわれの中におられるではないか、だから災はわれわれに臨むことがない」と言う。

貪欲は正義をも歪めていて、リーダーや祭司や予言者までも賄賂を受け取るようになっていた。リーダーは正義を憎み、公平を曲げ、血を流し、賄賂を受け取った。祭司は金のために教え、予言者は金を払えば聞きたいことを何でも告げた。

これらに対してミカは破滅を約束した。サマリヤは722 BCに廃墟となり (1:6)、エルサレムは586 BCにバビロンに捕虜として連れて行かれた (4:10)。

6:7 主は数千の雄羊、万流の油を喜ばれるだろうか。わがとがのためにわが長子をささぐべきか。わが魂の罪のためにわが身の子をささぐべきか」。8 人よ、彼はさきによい事のなんであるかを/あなたに告げられた。主のあなたに求められることは、ただ公義をおこない、いつくしみを愛し、へりくだってあなたの神と共に歩むことではないか。

しかし、この暗いメッセージの合間に、悔い改めへりくだる人々には栄光が与えられていることが語られている。この栄光を受け取るには3つに条件がある。一つ目は、へりくだって神と共に歩むこと。子供のように神にすがり、全てを神に任せながら生きること。二つ目は、いつくしみを愛すること。つまり、慈悲深さをもって愛する心を持ち、隣人を思うこと。三つ目は、義を行うこと。特に虐げられている人々に対して働きかけること。これらはイエス・キリストがパリサイ人に語った言葉と似ている。神の慈悲深さにすがると、私たちの心は他人にたいして慈悲深さを現し、虐げられている人には義を求めるようになる。

偽善な律法学者、パリサイ人たちよ。あなたがたは、わざわいである。はっか、いのんど、クミンなどの薬味の十分の一を宮に納めておりながら、律法の中でもっと重要な、公平とあわれみと忠実とを見のがしている。それもしなければならないが、これも見のがしてはならない。

マタイ23:23

そしてミカの予言は、神の慈悲深さで締めくくられている。

7:18 だれかあなたのように不義をゆるし、その嗣業の残れる者のために/とがを見過ごされる神があろうか。神はいつくしみを喜ばれるので、その怒りをながく保たず、19 再びわれわれをあわれみ、われわれの不義を足で踏みつけられる。あなたはわれわれのもろもろの罪を/海の深みに投げ入れ、20 昔からわれわれの先祖たちに誓われたように、真実をヤコブに示し、いつくしみをアブラハムに示される。

クリスチャンに最も中心的な希望として、イエス・キリストの予言がミカの中で記されている。キリストが送られたことは神について次のことを現している:1)神は自由と慈悲深さを通してご自身の栄光を現している。2)神はどんなに暗い時代にあっても約束は必ず守る。3)神は神の民を守る。キリストによって神は栄光を現し、救いの約束を成就し、神の民とされたクリスチャンの信仰を世の終わりまで守ってくださる。

上記はジョン・パイパーが提供する記事を引用している。
https://www.desiringgod.org/messages/eagle-edom-will-come-down

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