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箴言25:6-12

王の前でうぬぼれるな。 身分の高い人々の場に立とうとするな。 高貴な人の前で下座に落とされるよりも 上座に着くようにと言われる方がよい。 箴言25:6-7

身分をわきまえることが大事。「身分の高い人々の場に立とうとするな。」自分がどのような立場なのかをまず良く考えなければならない。それは時に身分が低い場所かもしれないし、周りの人と同じ立場かもしれない。自分の立場をそれ以上だと思わないことがポイント(ローマ12:3)。時に教会の中で、立場が他の人と変わらないのに、「自分の正義」を保つために相手を指摘し回る人がいる。監督の立場ではなく、周りと同じ立場にいることを忘れてはならない。

何ごとかを目にしても 性急に争いの場に引き出そうとするな。 そのため友人に嘲られることになったら 将来どうするつもりか。

自分のことについて友人と言い争うのはよいが 他人の秘密を漏らしてはならない。 それを聞いた人があなたを恥に落とし あなたの悪評は去らないであろう。

箴言25:7b-10

「争いの場」に物事を持って行く時も、良く状況を理解しなければならない。指摘したい相手の立場や言動や行動は、何故そのようになっているのか?自分は何故それを指摘したいと思うのか?「自分の正義」ではなく聖書に基づいた指摘なのか?「争いの場」という公の場に持って行く前に、その人と直接対話したのだろうか?キリスト者の会話のベースは聖書であり、聖書に基づいた議論をし、それをもって「正しさ」を定義していく必要がある (1テサロニケ5:21)。伝統や先入観では結論にたどり着かない。そして互いにキリストのようにへりくだる姿勢を持って会話に臨まなければならない (ピリピ2)。

時宜にかなって語られる言葉は 銀細工に付けられた金のりんご。 聞き分ける耳に与えられる賢い懲らしめは 金の輪、純金の飾り。 箴言 25:11-12

良いタイミングで (伝道者の書3) 祈りに包まれた言葉は「喜ばしい」(箴言15:23)。相手をけなすのではなく、相手を言葉によって支えること (イザヤ50:4) と、言葉を通して建て上げていく (エペソ4:29) ことを目標にすべき。伝統や先入観では人は変えられないが、聖書は人を変えられる (2テモテ4:2) ことを信じて語り続けたい。