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Amos

アモス1-2

アモスは北の王国だったイスラエルに向けて神の予言を伝えた。1章ではまず、イスラエルの周りの国に対して裁きを予言した。まるでイスラエルの首の周りに縄を置き、徐々に締めていったようだ。それぞれの国に対して3つの咎、4つの咎とあるが、この数字は「完成されたも (3) のと溢れたもの (+1)」を表す。つまり、神はこの国々の罪を許してきたが、それが上限に達したので、溢れ出て裁かれることになる。

Kingdoms around Israel 830 map
830 B.C.ごろのパレスチナ

「咎」と訳されている言葉はヘブル語で「ペシャ」もしくは「パシャ」。意味は「法的な罪を犯すこと」。この国々は社会的に、道徳的に違反を犯していた。彼らの罪は次のものを含む: 残酷な社会的抑圧と経済的搾取 (1:3)、奴隷取引と人身売買 (1:6, 9)、親族の裏切りと容赦ない暴力 (1:11)、母と胎児に対する卑劣な残虐行為 (1:13)、死者の冒涜 (2:1)。

4 主はこう言われる、「ユダの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが主の律法を捨て、その定めを守らず、その先祖たちが従い歩いた/偽りの物に惑わされたからである。5 それゆえ、わたしはユダに火を送り、エルサレムのもろもろの宮殿を焼き滅ぼす」。

ユダは主の律法を捨てた。これは契約破棄であり、神の権威を拒絶する行為。ユダが契約破棄をしたので、神は呪いを執行する権利があると契約にある。それは罪に対して7倍の罰を与える権限があるということ。ユダが律法を捨てたことは、周りの国々が犯した罪と匹敵する。そしてユダに対する聖なる火の裁きは周りの国々と変わらないものとなる。

6 主はこう言われる、「イスラエルの三つのとが、四つのとがのために、わたしはこれを罰してゆるさない。これは彼らが正しい者を金のために売り、貧しい者をくつ一足のために売るからである。7 彼らは弱い者の頭を地のちりに踏みつけ、苦しむ者の道をまげ、また父子ともにひとりの女のところへ行って、わが聖なる名を汚す。8 彼らはすべての祭壇のかたわらに/質に取った衣服を敷いて、その上に伏し、罰金をもって得た酒を、その神の家で飲む。

イスラエルに対する裁きも周りの国々と匹敵する。イスラエルの罪は次のものを含む:人々を奴隷として売り飛ばす (2:6)、貧しい者を虐げる (2:7)、性的な罪を犯す (2:7)、正義を歪める (2:8)、酔っ払う (2:8)、ナザレ人に対する罪 (2:12)。この中で最も大きな罪は貧困層への虐待と抑圧である。

13 見よ、わたしは麦束をいっぱい積んだ車が/物を圧するように、あなたがたをその所で圧する。14 速く走る者も逃げ場を失い、強い者もその力をふるうことができず、勇士もその命を救うことができない。15 弓をとる者も立つことができず、足早の者も自分を救うことができず、馬に乗る者もその命を救うことができない。16 勇士のうちの雄々しい心の者も/その日には裸で逃げる」と/主は言われる。

この箇所では、イスラエルに対する裁きを火によるものとして現していないが、確実に裁かれることは書かれている。この違いは、聖なる裁きをより鮮明にするために、アモスは予言の表現に変化を加えている。アモス書はこのように複数のトピックとジャンルを織り交ぜることによって、予言の鮮明度を上げ、聞き手がより注目するようになっている。

また、アモス書は神の裁きがすぐそこまで来ていると訴えている。アッシリアによる捕虜は、アモスが予言した一世代後に起きようとしていた。神はイスラエルの民に対して哀れみをもって、裁きの出来事を前もって知らせている。実に、神は誰の死も喜ばない。

わたしは、だれが死ぬのも喜ばないー神である主のことばー。だから立ち返って生きよ。

エゼキエル18:32
上記の内容はThe Gospel Coalitionの記事を引用している。
https://www.thegospelcoalition.org/commentary/amos/#section-29

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