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1テモテ5

Discipleship Journal Reading Planに沿ってデーボションを勧め、思ったこと、感じたことを書いてみた。

'年若いやもめは登録してはなりません。というのは、彼女たちは、情欲にかられてキリストから離れると、結婚したがるようになり、 前にした約束を破ったという非難を受けることになるからです。 その上、彼女たちは家から家へと回り歩くうちに怠け癖がつき、更に、ただ怠けるだけでなく、おしゃべりで詮索好きになり、話してはならないことまで話しだします。 だから、わたしが望むのは、若いやもめは再婚し、子供を産み、家事を取りしきり、反対者に悪口の機会を一切与えないことです。 既に道を踏み外し、サタンについて行ったやもめもいるからです。 ' テモテへの手紙一 5:11-15

初代教会ではやもめの経済的支援をするシステムがあった (3節)。その大前提にあるのは、やもめたちは「神の喜ばれること」、つまり子供や孫の世話をし、家族を大切にしていること (4節)。そして昼も夜も神により頼む生活をしている (5節)。このような人たちに支援をすべきだと書いている。同時に信者全員に対して、家庭を世話しない人は信者でない人に劣っていると警告している (8節)。この背景を踏まえて、どのようなやもめに支援すべきでないかが11~15節で書かれている。

「情欲にかられてキリストから離れる」「前にした約束を破った」夫と死別したやもめは再婚の可能性がある (ローマ7:3)。寂しさから、情欲から、キリスト者でない夫と結ばれることを臨み、結果的にキリストから離れることがある。キリストに従うと約束したことを破ることになる。特に男性のクリスチャンが少ない日本においてはこの可能性が高い。教会としてすべきことは、家庭を大切にできる体制や、神により頼む生活を送れるように支援することが望ましい。単に金銭的なサポートをするだけでは若いやもめの信仰成長を促さないし、逆に信仰の道から外れることを促進させてしまう可能性がある。

「家から家へと回り歩くうちに怠け癖がつき、更に、ただ怠けるだけでなく、おしゃべりで詮索好きになり、話してはならないことまで話しだします。」この行動はやもめに限らない。未婚の人、家族の世話をおろそかにしている人にも同じ傾向がみられる。色々な事柄に首を突っ込み、少しでも怪しい情報があれば牧師に報告する。間違った情報を拡散して人間関係や雰囲気を悪くする。このような行動に陥るのは、家族を世話していないからだ。それは、ごはんを作っていないとか、金銭的サポートをしていないとかではない。霊的に世話をしていないことを指す。他人のミニストリーに口出しする暇があれば、自分の家族に福音を伝える方法を練る方が有効ではないか。他人の非難でなく、神に与えられた使命を全うすることに集中すべきではないか。(1テサロニケ5:12~13, ガラテヤ6:10)。

信仰、宗教、教会の大きな役割として「みなしごや、やもめ」を世話することがある。これをしない宗教や教会は聖書が教えるものと異なっている。教会の礼拝だけに注力した宗教は、心が伴わない宗教的行事だけになり下がってしまう。他人を思い、他人の世話を、教会として推奨した時に初めて神礼拝が生きたものとなっていく。

みなしごや、やもめが困っているときに世話をし、世の汚れに染まらないように自分を守ること、これこそ父である神の御前に清く汚れのない信心です。

ヤコブの手紙 1:27

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